ハイブリットカーは、今や燃費が良いだけでは無いのです...。
我が愛車、日産「プレサージュ」の燃費モニターです。平均燃費6.5Km/L。町乗りオンリーだと、こんなものです。1.6t強の車体を2.5L直4エンジンで引っ張ってます。別に省エネ運転をしているわけではありません。”踏む時”は容赦無くガンガン踏んでこの燃費なら、良い方かな?。
3月22に発売されたトヨタのハイブリットカー「ハリアーハイブリット」は、3.3LV6エンジンに前後2つの強力なモーターを組み合わせ4LV8エンジン並みのパワーと小型車並みの燃費を実現しています。
(1)〜(2)がフロント用モーター、発電機、動力分割機構、リダクションギア等のユニット。(3)が3.3LV6エンジン。(4)がハイブリット用バッテリー。(5)がリア用モーター。
この3.3LV6エンジン(211馬力トルク29.4Kgm)だけでもうらやましいのに、フロントモーターが、167馬力,トルク34Kgm。それをリダクションギアユニットで増幅するので、最大トルクはなんと驚きの84Kgm!!にもなります。これは、WRC(ワールドラリー)の2Lターボエンジンより凄い数字です。システム合計馬力は272馬力です。ちなみに4WDモードになるとリアモーター(68馬力、トルク13.3Kgm)が強力にアシストします。
こんなバケモノみたいな車を出すところが、さすが世界第2位の自動車メーカーのトヨタです。今年のF1世界選手権同様に勢いがあります。
2t近い車体を凄まじいトルクで加速させ、なお燃費は17.8Km/L(10.15モード)だというから参ります。
ちなみに、ミニバン最速のプレサージュ3.5LV6(33Z型フェアレデイーと同型エンジン)は、町中の実燃費は5〜4Km/L以下ですから...。
こんな平凡なSUVの形をした覆面パトが現れないことを祈ります...。
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