それは、16インチのPIT BIKEでレースをやりたいという男達の壮絶なドラマだった...
上越金谷山BMXトラック。2005年6月26日、日本初めての16インチPIT BIKEのみのレースが開催された。
”日本PIT BIKEレース発祥の地”である。
7月24日午後1時半気温32℃湿度75%非常に蒸し暑い日だった。
P16のテスト走行をするには、過酷な条件だった。ファーストストレート、ステップアップジャンプセクションを飛んでいるテストライダー。
次のビックWジャンプセクションまで飛びきるには、42/15のギヤセッテイングでは、スピードが足りないようだ。とりあえず、ビックWジャンプ挑戦の前にセカンドストレートの3つ目のWジャンプセクションにトライした。テストライダー駆るSTANDARD25Rは、2つ目のWジャンプセクションのバックサイドにきれいに吸い込まれていった。これなら3つ目も飛び切れそうだった。
セカンドストレートのバックサイドでの瞬間最高速は、37.6Km/hと充分だ。しかし、3つ目のWジャンプセクションにトライしようとしたら、強い向かい風が吹いてきてしまい、テストを中止せざるを得なかった。明日のテスト2日目に賭ける。
翌7月25日、フロントチエーンリングを42tから思い切って44tに替えてみた。
16インチPIT BIKEの小さいフレームに巨大に見える44tのチエーンリング。
テストライダーは、風を待ちセカンドストレートの3連Wジャンプセクションに挑む。
「だめだ、こりゃ!ギヤーが重た過ぎる廻しきれねえ〜」(テストライダー談)
「あっ、やっぱし!?ダメ?...。」(P16開発”無責任者”談)
「最高速が、1Km/hもダウンしてんじゃダメじゃん!!いいや、今回のテストは無かった事にしませう。雨も降ってきちゃったし...。」(P16開発"無責任者”談)
題字制作:ODA様
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