「プロジェクトG」それは、ゴリラ公園BMXコースのスタートゲートをまともに動かしたいと思う男達の壮絶な戦いのドラマだった...。
今やBMXレースが行われるコースでは最古の遺物となったゴリラ公園BMXコースの電動式スタートゲート。設置から10年以上の年月が流れ老朽化し2か月に1回の定期戦において、まともに作動しなくなっていた。自然落下で開くゲートは開くスピードが遅く、緑山他、エアーシリンダー式ゲートのスピードに慣れたライダー達を困惑させていた。
6月4日JOSF川口ゴリラ公園定期戦公式スタート練習。右端の
サンプ○ザ中野氏にそっくりのT氏が脚でゲートをけっ飛ばし補助。
自宅にゲート練習機を持つライダーでも、このゲートでは自宅のゲート練習がはまるで役にたたない。奥から二人目のライダーの姿勢に注目。
ゴリラのゲートは開くスピードがあまりにも遅く、スタート時のアクションが速いライダーほどヒットザ、ゲート(フロントタイヤがゲートに衝突後もれなく転倒)の洗礼を受けるのだった...。
手前から二人目73番のライダーに注目。フロントタイヤがゲートに乗かっちゃってます...
手前のAKIRA(JOSFエキスパート)は、ゴリラのゲートのクセを熟知しており上手いスタートを決めるが、右ペダルとゲートが接触。ゲート板がかなり、”しなってる”のが分かりますよね...。
そしてまた、自宅にゲート練習機を持つライダーが...
”ヒットザ、ゲート”による転倒も一人だけなら、まだ笑って済ませられるのだが...
不吉な予感...
そして事件は起きた...。
この時は、遅いゲートがより一層遅く開き、ほぼ全員が転倒...。
これは、もう笑って許せるレベルでは無い...。
負傷者が出たようだが大丈夫だろうか?...
すぐさまプロジェクトGの男達はスタート練習を止めゲートの点検に入った。
通常行われている可動箇所の給油だけでは解決できそうもなかった...。
駆動モーター及びクラッチユニットが収納されている地下ピットの蓋が開けられた。
ゴリラ公園BMXコース開設より10年以上、ゲート制作を担当した業者の点検以来、初めて地下ピットが露わにされたのだ。普段この蓋は鍵がかけられているのだが、その鍵を持った業者の消息は不明だったのでプロジェクトGの男達がやむえず鍵をこわし蓋を開けたのだった。このスタートゲートシステムの構造は右側の駆動モーターからチエーンでクラッチユニットが駆動され、クラッチユニットからのチエーンでゲートシャフトを駆動しゲートをもち上げる仕組みになっている。スタート時は、スタートゲートコントロールBOXスイッチからの電気信号でクラッチユニットのクラッチを解放しゲートは自重で開くようだ。とりあえず、このクラッチユニットに湯水のごとくオイルスプレーをかけ、どうにかゲートがひっかからないで開くようになった。
ゲートの電気制御盤。JOSFアストロ緒方様制作のコントロールユニットとABAボイスユニットの配線をなんとワニ口クリップで割り込ませている...。
自宅にゲート練習機を持つライダーも、どうにかまともにスタートが出来るようになって良かった...。
こんな旧式のゲートを使っているうちは、オリンピックに出られる選手なんぞ育成出来るわけありません!!。ゴリラ公園の定期戦には未来のオリンピック候補のキッズライダーが沢山参戦しています。その子達の未来のためにも緑山BMXコースと同様のスタートゲートシステムを設置したいと思うご父兄もいらしゃるはずです。って、キレイごとを並べる以前にBMXを始めたお子様がゲートで転んで、それがトラウマになりBMXがいやになる前に有志の方々の寄付を募って、新しいゲートを設置したら良いのではと私は思いますが、いかがでしょうか?。
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