それは私が若造のころ乗っていたオートバイでした...
YAMAHA HX90 空冷2サイクル並列2気筒(89cc)
1970年代後半、高校を卒業して自動車整備の専門学校に通っていた私は、知り合いからこのYMAMA HX90の不動車を譲り受けたのでした。確か73年式のHX90はすでに生産終了モデルでした。不動車といってもクソ寒い2月だか3月の夜にキャブをオーバーホールしたら直ぐにエンジンに火が入り、嬉しくて夜どおし走り回っていましたけっ...。たった90ccなのに2気筒。それはもう低速トルクなんてものは、はなっから存在しません。発進時に5000回転以下でクラッチを繋ぐと確実にストールしていまいます。しかし私は、いじりすぎで低速がスカスカのミニトレ50改で半クラッチに馴れていたので、問題ナッシング...。後期型の単機筒でトルクフルになったRD90に乗っていた私の友人なんかは、何回発進にトライしてもエンストばかりで乗りこなせませんでした。当時のYMAHA空冷2ストロードスポーツは、FX50(単機筒)、HX90(2気筒)、AX125(2気筒)、DX250(2気筒)、RX350(2気筒)のラインナップでした。後に全ての排気量がRDという呼称に統一され、80年代にあの名機の水冷2スト2気筒RZシリーズに発展したのでした。
効率重視の現代ではあり得ない90ccで2気筒のHX90は絶対的速さよりも、6000回転からの強烈な加速フイール(低速トルクが無いからパワーバンドに入ると余計に加速が鋭く感じた)と、ジェット機のようなエキゾーストサウンドと、素晴らしく迷惑な排気煙をまき散らして走る様がとても魅力的なオートバイでした。当時の私は街中で250クラスのロードスポーツ追いまわすのが楽しみでしたけっ...。 あぁ、手放すんじゃなかった...。また乗ってみたい1台です。
詳細→
YMAHA HX 90
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