SONYスカイセンサーICF5500A...
我が家で最も古いオーデイオ機器SONY スカイセンサーICF 5500A(3バンドラジオ)
このラジオは中学時代に買ってもらったものです。1970年代当時のポータブルトランジスターラジオは横型が主流でしたが、
ソニーの
スカイセンサーシリーズは縦型の大胆なデザインで若者達に人気が有りました。
ファミコンもホームビデオも無い時代、若者の”夜の娯楽”はラジオの深夜放送でした。私は小学校5年生の時から深夜放送を聞き始め、R、ストーンズや、L、ツエッペリンなどのロックを初めて聴いたのも深夜放送でした。
親が寝静まる夜中に聞く「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)や「セイヤング」(文化放送)。ちょとだけ大人になったような気がしました...。
中学時代の”チョイ悪少年達”の話題は昨日オールナイトを何時まで聞いてたとか、オレ最後まで聞いたゼ!!とか...。もちろん授業中は居眠りですから、今考えるとロクなもんじゃありませんでした。
音声ボリュームは当時しては珍しい横にスライドさせるタイプ。高音低音の独立した銀色のメタル製トーンコントロールつまみが高級感を出しています。(初期型は灰色のプラ製)
チューニングの周波数目盛りはフイルムの巻き取り式で縦に移動します。バックライトの照明付きですが電池消耗を防ぐため、ライトスイッチを入れると数秒間だけ光る仕組みでした。
チューニングレベル&バッテリー、VUメーター装備で正確な受信と電池残量、音声出力を確認する事ができました。
スカイセンサーはSW(短波) FM MW(AM)の3バンドが受信できます。特にこの時代はBCL(ブロードキャストリスナー)ブームで海外の短波放送を聞くのが流行っていたので短波受信性能を重視した設計でした。ちなみに当時の関東地方で聞ける(開局していた)FM放送はNHK-FMとFM東京だけでした。
スピーカーはシングルでもちろんモノラル。マイクスイッチで、FMトランスミッターとして他のFMラジオに音声を飛ばす事ができました。スカイセンサーが2台有ればトランシーバーとして使えましたが、こんなでかいトランシーバーは見たことないです...
本体上部のスイッチ類。当時は、やたらスイッチが多い=高級機というイメージが有ったようです。
トグルスイッチを多用しているのは航空機の計器板からのデザインイメージでしょうか?...
左のアンテナポップアップボタンを押すとロッドアンテナが勢いよく飛び出すギミック付き。スリープタイマーは深夜族御用達の装備でしょう。
バンド切り替えスイッチとチューニングダイアル。チューニングダイヤルの2つ空いてる窪みに指を入れて素早くダイヤル廻す事ができました。
ACアダプター端子、イヤホーンジャック、マイクジャック、MPXジャックなど。MPXジャックにオプションのFMステレオヘッドホーンアダプターを繋ぐとFMステレオ放送がヘッドホーンで楽しめました。私も持っていましたが、なかなかいい音でした。
背面の外部アンテナ端子と短波用の受信クリスタル交換スロット。
*クリスタル:ラジコンをやってる人ならご存じでしょうが、プロポのクリスタルと同様で周波数を変えるためのモノ
現代のポータブルオーデイオの主流ipod(30GB)とスカイセンサーICF5500A
久々にスカイセンサーに電池(単2型3本)を入れてパワーON!!。見事に70年代の音が蘇りました。
SONY
スカイセンサーシリーズ総合カタログ
70年代のポータブルラジオブームはやがてカセットテープレコーダーと合体してラジカセブームとなっていくのでした...
この話しはまた...
続きません...
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